あとで読む

部屋を明け渡す際の注意

タバコの煙や焦げ跡、ペットの引っかきキズ、コーヒーやインクなどの液体をこぼしたシミ、障子やふすまの破れ、釘を打ちつけたり、画びょうを打ったりした穴、バスルームのカビや湯あか、キッチンの油汚れなど、賃貸物件の入居者が残した不良箇所が、退出時のチェックで、家主や管理会社のスタッフに発見された場合には、原状回復するための費用を請求される可能性が高くなりますので、注意しなくてはいけません。
それに対して、入居する前からすでに存在した不良部分や、たたみのすり減りや日焼け、設備や備品の経年劣化、建物の老朽化など、長い年月の経過や、日常的な使用によって止む無く発生すると考えられる箇所については、そちらのコストは請求されないのが一般的だという話です。
そういう事情を考慮すると、退出時に支払うコストを出来るだけ安上がりにするためには、自分の責任で発生させた不良箇所をなるべく少なくすることが、重要なファクターになってくるのをうかがい知ることが出来るでしょう。
そのためには、管理者のチェックを受ける前に、部屋を掃除したり、故障したアイテムを修理したりすることも必要になると考えられます。
場合によっては、物件の管理者に原状回復費用を支払うよりも、自ら業者を雇って、作業をさせた方がコストが安くつくことも少なくないと思われます。
ただし、物件の種類や管理者によっては、それらの事柄に関係なく、入居者が物件を出る際には、専門の業者を雇って清掃やリフォームをおこない、そのための費用を一律の金額で請求するところも少なからずあるそうなので、注意する必要があります。
そのようなタイプの物件では、掃除や修理などといった手入れをおこなったとしても、費用を節約することが出来ないばかりか、無駄な時間やエネルギーを消耗することにもなり兼ねません。
ただし、あまりにも汚いコンディションの部屋を明け渡すことは、社会人としてのマナーに反すると思われますので、その点だけは気をつけておいた方が良いでしょう。
もしも、そのような行為をおこなった場合には、物件の管理者から、非常識な人間であると判断されて、退出する際に、通常よりも一層厳しいチェックが入ったり、安全を見込んだ割高なコストが請求されたりするなど、要らぬ猜疑心を持たれて、お互いに嫌な思いをすることになったりするなど、有形無形のトラブルを引き起こすことが想定されますので、充分注意を払いましょう。

Copyright (C)2021賃貸暮らしの方へ〜退去時に原状回復できますか?〜.All rights reserved.